テレビ番組名「ガイアの夜明け」が呼びかけるもの
テレビ東京制作の「ガイアの夜明け」は、現代の経済産業活動を幅広い視野で捉えたドキュメンタリー番組だ。(毎週火曜22.0時~)
「ガイア」とはギリシャ神話に出てくる「大地」を司る女神の名だが、「ガイアの夜明け」ということばには文芸作品を思わせるような音があり、経済産業社会を描くテレビ番組名と何となくはちぐはぐなものが感じられる。
それは私の主観かもしれないと思い音相を分析してみたら、やはり同じような結果がでた。
表情解析欄に棒グラフが立ったのは、文芸作品名などに多く出てくる表情
語「高尚」、「静的」、「暖か」、「安定感」だけで、その他はすべてゼロポイントになっている。そのうえ全体のポイント数が低いため、文芸的なイメージがさらに強調されている。
音相分析は日本人の平均的な感性を基本にとらてたものだから、日本人のほとんどが、この語を私と同じ感覚で見ていることがわかるのだ。
この番組名に「高級感や情緒感」はあってもよいが、ドキュメンタリー番組
にふさわしい「現代感や現実感、新鮮さ」などが入っていたら、さらに人々の高い関心と人気を得ていたはずである。